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初インド🇮🇳  Blog 1/7

「信仰心と呼吸」 

チェンナイから車で4時間内陸にある、ラマナ・マハリシのアシュラムがある聖地ティルガナマライを訪ねました。 この地には、シヴァ神の御神体であるアルナーチャラ山があります。 満月のお祭りに合わせて日程を決め、この村を訪ねました。 満月の日にアルナーチャラ山の周りを裸足で歩く。 ゆっくり一歩一歩、歩いて4〜5時間。 無事、一周、周り終えることができました。 各地から、この巡礼に参加しようと集まった人達が、山の裾野を歩いてます。 屋台があったり、お土産を売っていたり、お祭りムード漂う中にも、ヒンズー教の信仰心を感じます。 こんなに沢山の人が、各地から集まって。 ニコニコお喋りしながら友達同士で歩く人。 家族みんなで歩く人。 マントラを唱えながら歩く人。 本気の修行中な人。 みんな自分のスタイルで、スタンスで、神さまと関わっているのが自由でよかった。 それでも、この地に来て、聖なる山の周りを歩くことは、そこにいる皆んなの心を支えているのだろう。 ヒンズー教でもないし、日本でも、特に崇める神さまはいない私だけど、この儀式を終えた後、この土地と繋がった気がした。 この土地が、ぐんと自分に近い場所になった。 神さまでも、なんでもいいけど、自分のスケールを遥かに越えるものを、拠り所にできるのは幸せな事だと思う。 いつでも守られている感覚は、大きな安心感をもたらし、自分を強くしてくれる。 大きな存在は、自分を謙虚にして、委ねる事を教えてくれる。 信仰心っていいものだな、と素直に思いました。 別日に、シヴァ神のお寺を参拝。 東西南北に巨大な門があり、中央に火の神シヴァとその妻パールバティが祭られている大きなお寺です。 ラマナ・マハリシが悟りを開いたと言われている部屋もあり、その部屋にも行ってみました。 インドの人達は、アルナチャラ山の周りを歩いたその足でお参りをするみたい。 私達は、別日に改めて伺いました。 2カ所の祭壇に分かれて、シヴァ神とパールバティが祭られているので、それぞれのお部屋に行き、お花やココナッツ、果物を捧げる。 部屋には火が燃やされ、沢山の人がぎゅうぎゅうに押し合いへし合い、熱気だらけ。 なんとか祭壇の前に辿り着き、祭壇に向かって、自分の名前を呼んで祈ってもらう。 お祈りした後、なんだか妻パールバティの存在が気になって、もっと彼女のことが知りたくなった。 インドでは、その人その人にお気に入りの神様がいるらしい。 私は、パールバティとご縁があるのかな。 好きなものが増えるのは、嬉しい このお寺には、毎日沢山の人がお祈りに来ている。 ラマナ・アシュラムでも、毎日朝〜晩まで祈りを捧げる様々な儀式が行われ、その周りで人々が、シヴァ神の象徴であるシヴァリンガムに祈りを捧げている。 人は心から幸せを望み、大きな力を頼りにしている。 幸せを願う気持ちは、世界共通。 祈りを捧げる行為は、呼吸にとてもよく似ていると思う。 自分から祈りを捧げると、その側から、大きな何かから、与えられるように内側に入ってくる感覚がある。 まるで呼吸のよう。 息を吐き出すと、自然に新しい空気が身体に満ちる感覚に似ている。 こうやって、次が惜しみなく与えられる感覚は、自分の中にあるものを、安心して手離すことに繋がるんだろうな。 ヨガで大切にされている呼吸。 普段、当たり前にしている呼吸を、祈りを捧げるように、神聖なものに感じる体験。 一呼吸、一呼吸、大事に。 一呼吸、一呼吸、丁寧に。 この循環を、とても美しいと思う。 


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