初インド🇮🇳 Blog 3/7
- Kana Okamoto
- 2019年12月5日
- 読了時間: 2分
「自然と動物と循環と」


インドは、人も自然も動物もワイルド。 元気いっぱい、生命力に溢れていた。 そのエネルギーが、どんどん自分の中に入ってきて、日に日に心や身体が、のびのび元気になっていくのが印象的でした。 お世話になったアシュラムには、マウリ(犬)とラクシュミ(母牛)とケシュ(子牛)と黒ちゃん(猫)がいる。 私達は、朝夕絞られる、ラクシュミのミルクで、チャイやホットミルクを頂く。 飲みきれなかったミルクは、手を加えヨーグルトやアイスクリーム、フレッシュチーズになる。 さらに、食べきれなかったチーズをミキサーで分離して、バターにする。 バターが溜まってくると、それを火にかけ、精製し、ギーを作る。 全て手作り。 ラクシュミの身体から頂いたものを、無駄なく使い切る。 ご飯を作る際に出た野菜クズは、ラクシュミやケシュのご飯になり、私達の食べきれなかったご飯は、マウリや黒ちゃんの餌になる。 マウリや黒ちゃんの排泄物は、庭の植物の栄養になって、ラクシュミやケシュがその草を食べている。 出るゴミはとても少なくて、無駄がなく、グルグル循環している。 それが当たり前の暮らし。 みんなが繋がり循環している。 人も動物も自然も、大きな循環の一部なんだと気付く。 その他、あちこちに野生の孔雀や猿がいて、色んな種類の鳥が囀り、ウサギが飛び跳ね、トカゲやカエルがいて、虫も溢れんばかり。 至るところに生き物がいる。 植物達も青々して元気。 何かを食べ、何かに食べられ、生まれて、死んで、土に還っていく。 一緒に当たり前に生きている。 その当たり前が、生活の中にあるという説得力。 日本で忘れてた感覚だった。 全ては、繋がっている。 大きな岩の上に寝転がり、この繋がりを想っていたら、この地球上にあるものは、みんな一緒。 割合や組み合わせは違うけど、この地球にある成分で出来ているんだから、全て一緒なんだと思った。 上も下もなく、いいも悪いもなく、ただ同じなんだ。 全てがイコールで繋がると、「全てはひとつ、ひとつは全て」という事の意味が分かった気がした。 私は、みんなと同じ地球の一部。 それが解ると、地球とも繋がる。 岩の上に立ち、タダアサナで足を踏み締める。 足裏が吸い付くように大地に根付く。 地球と繋がっている感覚。 これがグラウディング。 こんな安心感は初めてかもしれない。 大きな循環の一部である自分の小ささと、かけがえのなさを大切にしたいと思う。
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